過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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380:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/09/11(火) 23:06:10.15 ID:G+iUtqkV0


しかし、となれば八雲麻尋は一体どこに行ったというのだろう。
街の至る場所に見える極光、そのどれか一つに彼はいるのだろうか?

けれどその答えに、え〜とですねぇ……、と若干に少女は声を濁す。



無貌の神「麻尋さん、ですか? 今多分向こうの方でキャスターにフルボッコにされているんじゃないですかね?」



……どうやらちゃんとオチは付いたようだ。


先ほどの令呪まで使った独断行動は、きちんとランサーからお咎めが来たようである。
死闘の末、勝ったラスボスがそんな目になっているのは、
正直つい先ほどまで戦った貴方としては非常に複雑な気分である。


ああ、しかしこうも締まらないらしさが、彼という者なのかもしれない。
肺に穴が開いていて、げほげほ、いう咳込みにしかならないが、貴方は思わず笑ってしまった。
その笑いを腰を抜かしたまま、きょとんとした顔で聞くアヴェンジャー。

そんな彼女の手をそっと銀髪碧眼の少女は助け起こし、貴方の手を握らせた。



無貌の神「――ということでこちらの足止めは私たちにお任せして、あなた方は聖杯へ」



少女の目線は夜の空を彩るように浮かぶ、硝子細工の如き螺旋階段を見上げる。
天上の見上げるばかりの輝きへ続く伽藍は、まるで式場へ至る長い階段のようで――

 



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