過去ログ - 【境ホラ】末世を生き抜く者達Ⅲ【安価コンマ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【境ホラ】末世を生き抜く者達Ⅲ【安価コンマ】

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917: ◆JVhKaYiUO.[saga]
2012/09/18(火) 00:44:16.90 ID:faRi2sodo
>>914より3

えーと、名前は・・・

「正純・・・だな。なにか馬鹿に用か？」

その瞬間、全員が振り向いた。

正純も固まっている。

「・・・ちょっとまて、いま葵のことを何て言った？もう一度頼む」

「何って・・・馬鹿だが？」

次の瞬間、皆が一斉にスクラムを組んで話し始めた。

（え、どういうことだ、貴方が葵のことを馬鹿って呼ぶとは）

（知りませんよ！あのメモを見なきゃ日常生活さえ危ない貴方が、トーリ君のあだ名を呼ぶか）

（誰かきっかけ知っている人挙手！）

（・・・）

（いないのか・・・あの、常識もメモで補っている貴方がなぜ・・・調べてみるか？）

「聞こえてるぞ副会長・・・」

『？！』

一斉に驚きの反応を示されてもな・・・。

副会長が立ち上がってこちらへ来る。

「今私の事は何て呼んだ？」

「副会長」

「あそこの巨乳は？」

「巫女だろ？」

「えーと、じゃあ・・・あの帽子を目深にかぶってるやつ！」

「忍者」

「・・・名前は？」

「知らん。メモを見るから少し待ってろ」

メモを取り出そうとしたところで、副会長に止められた。

「・・・結果を言おう。貴方、少し記憶ができるようになってないか？」

「なわけないだろ。今日何があったかなんて、馬鹿が自動人形を助けられたくらいしか・・・あ？」

なぜか、すらすらと出てきた。

「本当かもしれない・・・・」

「分かった。じゃあ、今日の朝ご飯は？」

「ご飯とみそ汁だが？」

「昨日の夕飯は？」

「覚えているわけないだろ」

自分の覚えていそうな通りに答える。

「・・・どうやら一日だけ記憶できるようになったらしいな・・・。凄い進歩じゃないか？」

副会長がみんなに向けて話すとみんなも頷く・・・。自覚がないんだが。

どうやら一日だけ記憶ができるようになったようだ。

そのことを祝いながらも宴会は過ぎていった。

【Ⅰ　終了】

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