348:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/27(金) 16:02:25.80 ID:PQnhpXMpo
垣根「すげよ、ほんとすげえ。…………どこにそんあな力があるんだよ」
それは心からの、生まれ初めての他者への賞賛だった。この街で初めて敗北を意識させられた。
垣根「…………まさかここまで追い込まれるとはな。………………ここにきていい勉強になった」
その相手が格下の、しかも女とくればなおのことだ。敵に対してこんな気持ちになるのは初めての経験だった。
垣根「ありがとう、そして…………さよならだ。お詫びと言っちゃあなんだが綺麗な身体のままで終わらせてやるよ」
白い6枚の翼が生やしている垣根はまるで天使ようだが、今の滝壺には悪魔か死神にしか見えない。
滝壺「…………くっ!!」
―――…………ああ、だめだった。だめだったよ。
―――ごめんね麦野、ちゃんと逃げれなくて。
6枚の翼の内1枚がゆっくりと滝壺に迫ってくる。その翼はそっと優しい触れるだけで人間なんて簡単に殺せしまう、そんな雰囲気を醸しだしている。
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