過去ログ - 王様「勇者が死んだ?」 賢者「はい」
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175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/26(水) 00:55:11.90 ID:4slxELJ50
賢者「……少女、ちょっと横になろう。休もうか」

少女「だ、大丈夫ですよ。平気です」

賢者「いいから、さぁ」


ざわつく気持ちを抑え、賢者は優しく、少女の手を引き、寝室へ向かう。


……この頃は、瘴気の影響ははっきりと目に見る形になっていた。

早くも冬が訪れたかのように、朽ち、禿げ上がった森の木々。

病の痕跡を残した、小動物の死がい。


懸念は不安となり、不安は恐怖を呼ぶ。


賢者「……」


魔術で水を凍らせ、氷嚢を作る。

ベッドに横になった少女の額に乗せると、少女は心地よさそうに短く息を漏らす。


賢者「……ほら、ちゃんと肩まで布団をかけないと」

少女「はぁい……」

賢者「暖かくしなくては」


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