過去ログ - 王様「勇者が死んだ?」 賢者「はい」
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182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/26(水) 01:02:23.70 ID:4slxELJ50




賢者「……すまない、こんな時に、無理を言ってしまって」


森へ走る馬車の中、向かい合う賢者と修道女。

本心から、賢者は修道女に頭を下げる。


……教会に集まった人々。

彼らは、病人であり、家なき人々であり、飢えた者たちであろう。

教会は、彼らに治療を施し、食料を分け与えていると、賢者は聞いていた。

……あれだけの人数に、施しをするのは、大変な仕事だろう。

不眠不休でも追いつくようには見えない。

修道女の表情にも、疲労が色濃い。


修道女「お気になさらず。聖職にある者の、当然の務めですから」


それでも、彼女は慈愛に満ちた笑みを絶やさない。

……強い人だと、賢者は思う。


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