105:▲[saga  sage]
2012/09/21(金) 00:28:12.88 ID:78o51jXe0
 二人は杏子を保健室で寝かせ学校を後にしたあと、地図を見ながら、紆余曲折の果てに何とか病院に辿り着く。 
  
 さやか「ここが病院だね」ハァハァ 
  
 まどか「うん……」ハァハァ 
  
 道中で度々怪物に襲われ、時に戦い、時に逃げ回って来ていた為、二人は息を荒げている。 
  
 さやか「……ってかさ、たくましくなったな。まどか」 
  
 さやか「さっき人間とチンパンジー混ぜた様な、緑色の怪物いただろう?あんな変質者みたいなのに襲われたら、前のまどかなら失神モノだよ」 
  
 まどか「うん、確かに恐いけど色々あったからね……」 
  
 まどか「それに私達、この街に来る前も色々あったでしょ?」 
  
 さやか「ま、まあね……」 
  
 そう言いながら、さやかは病院の門の扉を開ける。 
  
 ガラララ…… 
  
 怪物「バゥゥゥッ!」クワッ 
  
 さやか「!?」 
  
 門を開けた瞬間いきなり、顔面が口だけの犬がさやかの懐に飛び込んでくる。 
  
 さやかは、ほぼ同時に条件反射的に鞘から刀を引き抜き 
  
 ズバッ!……ボトッ 
  
 怪物「」 
  
 刀で居合い切りを決め込み、怪物の首を綺麗に落とす。 
  
 その首筋から、どす黒い鮮血が溢れ出す。 
  
 まどか「すっごーいさやかちゃん!!」 
  
 さやか「……またつまらぬ物を斬ってしまった」チャキン 
  
 さやか「なんてね」ゴクゴク 
  
 さやかはポケットから、栄養ドリンクを取り出して勢い良く飲みほす 
  
 まどか「あ、わたしも水分補給しよっ」ゴソソ 
  
 まどかはポケットからドリンクを出そうとする。 
  
 さやか「っ!?ブーーーーーッ!!!」ドバッ 
  
 まどか「きゃあ!!?」ビチャチャ 
  
 さやか「ゲホゲホ……」 
  
 まどか「ひ、ひどいよ〜さやかちゃん!いきなりどうしたの!?」フキフキ 
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