164:▲[sage saga]
2012/09/30(日) 18:16:24.43 ID:PQrBOpno0
【民家】
まどか「……」
ほむら「……」
まどかとほむらは外にいる怪物たちに追われながら、辛うじて安全な所に避難する。
民家といっても、血と錆で出来たこの闇の世界では、決して心休まると表現し難い場所だ。
家の中も床は金網で出来ていて、不気味としか言いようの無い世界になっている
杏子「……」
杏子はベットから起き上がり、ベットの上を椅子のように座る。
両腕を膝につけながら、頭を抱えうな垂れる
杏子「さやか……」
治療を受け意識を取り戻した後、二人から病院屋上での事の顛末を聞かされる。
杏子「まさか二人もあの三角野朗がいたとは……」
ほむら「しかも今度は銃使いです……」
杏子「やっかいな敵がまた一人増えたな……」
まどか「さやかちゃん……」
杏子「……ありがとなお前ら、治療してくれて」
まどか「うん……お腹痛くない?」
杏子「大丈夫っていったら……嘘になるな」
ほむら「佐倉さん、私……」
杏子「気にすんな。お前は悪くねえよ」ガシッ
杏子は脇腹を抑えつつ槍を掴んで立ち上がる
杏子「いつまでも、しょぼくれてたって何も始まらねぇ。いくぞ」
まどか「杏子ちゃん……」
杏子「……あいつが死んだのはそりゃショックさ」
杏子「でも元はアイツを生き返らせる為にここに来たんだ。そうだろ?」
まどか「うん……」
杏子「よし、いくぞ」
まるで気にも留めずに、淡々と語る杏子の後姿を追うまどかとほむら。
しかし、声のトーンから明らかに沈んでいるのが、まどかとほむらにも辛く解る。
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