過去ログ - 杏子「サイレントヒル……?」
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219:[saga]
2012/10/08(月) 10:08:26.00 ID:JXjlXEN30
ザザ、ザー…キュィィィイィンン!!

杏子「……でたな」

キィィィィィィ……キィィィィィィ……

気味の悪いノイズ音と鉄を引きずる音が、開発中エリアのこの場所で不気味に響かせる

三角頭1「……」

三角頭2「……」ガチャガチャ

隣のもう一体の三角頭は、相変わらず丁寧にリロードをこなしている。

まどか「杏子ちゃん……」

杏子「ああ、わかってる」

そういって、杏子は後ろのほうを向く。

50メートル程先に、エレベーターが見える

杏子「脱出したいところだが……」キョロキョロ

杏子「おいマミ!!どこにいるんだ!!」

『わたしならここにいるじゃない』

杏子「だからどこだよ!!」

ドスドス……

コツコツ……

二体の三角頭がこちらにゆっくりと近づいてくる

二体の三角に、足音に妙に差があるのが気になるが、今はそれに気を取られている場合ではない

三角頭1「……っ」ググッ

やがて、重い足音を鳴らせる三角頭が、片手で引きずっていた大鉈を、両手でガッシリと構え始める。

杏子「……?なんだ、あの構えは」

まどか「様子がおかしい……?」

三角頭1「ォォォォォォォ!!!」ダダッ

杏子&まどか「!!?」


大鉈を持った三角頭は、両手で大鉈を腰にひきつけ、杏子達に目がけて走り出す。

それまでの鈍い動きを一掃するが如く、凄まじい瞬発力で、一気に杏子達の目の前まで突進する。

そして、大鉈を大きく両手で上段に高々と振りかぶる。


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