262:▲[saga]
2012/10/19(金) 23:52:36.25 ID:TtXyCVB30
杏子「!!?」
佐倉神父「私がお前を憎むだと……?」ギュッ
優しくて、温かいぬくもりが杏子の全身を包む。
佐倉神父「確かに……お前が、あのような理由で祈り契約した事は、私として正直困った物だった」
杏子「……」
佐倉神父「だが、どういう経緯であれ、お前は私達家族を救うために祈ったんだろ?」
佐倉神父「どうしてお前を恨む必要がある」
杏子「え……」
佐倉神父「お前は私の自慢の娘だ。愛している」
杏子「!!!」
杏子「!!!」
佐倉神父「そういえば言い忘れてたな……ありがとう、杏子」
杏子「ぅぅ……」
この言葉をどれだけ望んだことか
もう一生に聞ける事も無い、絶対に
そう決め付けていた杏子の思いを、予想外の出来事で裏切られる
杏子の瞼から、水滴が溢れんばかりに零れ落ち、佐倉神父の服を濡らしていく
杏子「ぅぅぅ……ぅぅぅぅうううああ……ぁぁ」グスグス
佐倉神父「よしよし、毎日魔女退治大変だな。私が出来ることは応援する事しか出来ないが、許してくれ」
そういって、背中を優しくポンポンと叩く
316Res/255.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。