274:▲[saga]
2012/10/20(土) 00:11:28.74 ID:J9mRY5GW0
〜手帳後半部〜
『○月△日
――結局、あの子は妄想の産物だったんだ。
今ならわかる、なぜあの一般人・○○が私を敬遠し始めたのか。
そうだ、あの人には『あの子』が見えていなかった。
ただでさえ、異常性を極めた町。
私が異常性に感化して、キチガイになったと、錯覚しても無理は無い。
だが既に手遅れかも知れない。私は本当に狂い掛けている。
なぜならばソウルジェムが日に日に濁る速度が早くなるのを感じたからだ』
『○月△日
やっと見つけた。
私が求めていた物、4つのアイテムが
これであの子を『妄想』としてでなく、実体として蘇らせる事が出来る。
だが、もうグリーフシードのあまりがない。
事は急ぎで済ませないと……』
『○月△日
――真実はいつも残酷だ
例の儀式を行なう為に、あの孤島へむかった。あの孤島でやることに意味があるからだ。
先客がいた。
あの一般人・○○だ。
私はボートからこっそりのぞいて、様子を伺う。
すると、眩い光の中から顔が羊の、人型の化け物が出てきたのだ。
だが先客は、化け物を恋人と勘違いし、錯覚しているのだ。
恐らくあの様子だと、甘い誘惑をとも言える、幻覚を見せられているのだろう。
救出に出向かうのも虚しく、丸呑みにされてしまった
その後、翼を生やして私の方に飛んでくるではないか。
あの姿……間違いない、邪神・インキュバスだ。
――インキュバスは噂で聞くほど強くなかった
なぜなら私と戦闘を交えて間も無く、自滅してしまったからだ。
結局、私もあの一般人も何がしたかったのだろう。
根拠もない噂に心奪われ、見事に騙された。
この時、インキュベーターと契約した時の事を思い出した。
私が契約時に願った事、それは
魔女の真実を知りたい
そう、わたしは契約した時既に、魔法少女の結末を全て理解してしまっていた。
もう私のソウルジェムは限界だ。
だが、この事実を皆に伝えたい
蘇生の儀式……あれは本来、教団の邪神降臨の術だったんだ。
そしてうわさが一人歩きする内に、妄想具現化と儀式の話が、いつの間にか合致してしまい、人を蘇生させるなどとありもしないデマが広まってしまった。
これ以上犠牲者を増やすわけには行かない。
せめて、人通りの良い場所にこの手帳をm』
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