42:▲[saga]
2012/09/13(木) 06:22:03.37 ID:+pLQw2080
杏子「……!隙あり!」ブン
ガキィィィィン!
三角頭「!!」
ガラララァン!
力を緩めた為、杏子は一気に大鉈を槍でグイッ押し返し、その後、槍を振り回して鉈を弾き飛ばす。
三角頭は、大鉈を後ろに吹き飛ばされた為、後ろに振り返り、武器を拾いに向かう
杏子「よ、よし!一旦逃げるぞ!!」ダダッ
まどか「うん!」
杏子はまどかの手を引きながら、図書館から脱出する。
――――二人はそれから長いこと町を走った。
既に外は暗くなっていた為、胸ポケットにライトを入れて明かりを照らす。
途中多くの怪物に襲われながらも、無視して二人は走りぬいた。
【小さな公園】
杏子「ゼェゼェ……ここまで来れば安心だな」
まどか「ハァハァ……うん」
まどかと杏子はベンチに座り、呼吸を整えながら、目の前に広がる湖を眺めながら話す。
まどか「杏子ちゃん……あの……」
杏子「あん?」
まどか「契約してない私が言うのも図々しいけど……どうして変身しなかったの?」
まどか「杏子ちゃん程の魔法少女なら、あんな恐い怪物さんでも簡単にやっつけれると思うんだけど……」
杏子「……わからねえんだ。なぜか今日いきなり魔法が使えなくなっちまって」
まどか「え!?」
杏子「ここに来たばかりの頃は、普通に魔法使ってたんだけどな……一体どうしちまったんだかな」
まどか「そ、そうだったんだ……」
杏子「それより……互いにもっと聞きたい事、沢山あるよな?」
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