過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/01/09(水) 13:19:28.40 ID:mi0scknjo
自分に優しくしてくれた(であろう)唯一の人物とよく似た顔の彼を、彼女はどう思っただろう?
とりあえずは生き延びたものの、彼女にとって"四つ目の世界"は決して喜ばしいものではなかっただろう。
そして彼女は死のうと考えた。
世界に価値あるものはなかった。
彼女にとって喜ばしいものは、すべて、塀についた扉の向こう側にしかなかった。
そのドアは閉ざされていた。
だから死んだ。
最期に川に身を投げるとき、例の男物の財布を持っていたのは、ある意味では象徴的だと言える。
この財布は、"本来の世界"の男が所持し、"二つ目の世界"の叔父に手渡され、
その焼き直しである"三つ目の世界"で少女が拾い、"四つ目の世界"に持ち帰った。
ある意味で、この財布は他のどんな人物よりもよく、世界のすべてを見渡していた。
長らく魔法の影響にさらされたその財布に、魔力が残留したんだろうと魔法使いは言った。
「つまり、それがある種のマジックアイテム……というか、鍵、みたいなものになって、
彼女は自分が望む世界にふたたびやってくることができた、というわけ」
エラー、リトライ。
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