過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」ハギヨシ「お嬢様」透華「そ、その５！」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」ハギヨシ「お嬢様」透華「そ、その５！」

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124: ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/09/13(木) 01:04:48.79 ID:gErT4Nv9o
　その日の龍門渕透華は朝から落ち着きがなった。

透華「…………」（パタバタ

一「トーカ、少し落ち着きなって」

透華「っ！？」

　呆れ顔で指摘するのは際どさ以外に見るものがない、局所を隠すだけで手一杯の布切れという名の私服を着た国広一。
　透華、一、共に久しぶりの登場。
　現在の資産価値に換算すると三スレぶりである。

透華「な、なんのことかしら、私落ち着いていましてよ？」（ブンブン

一「……透華がそう言うのならそーなんだろうね、透華の中では」（キリッ

　ツンと澄まして答える透華の頭の上、先ほどからパタパタと揺れている角毛を見つめて決め顔に頷く。

一「須賀君、今日来るんだっけ？」

透華「え、ええ、大阪のお土産楽しみにしててください、と――」

一「やれやれ、分かってないねー。須賀君が遊びに来てあげる方が、よっぽど嬉しい誰かさんがいるっていうのに」

透華「そ、そうですわねっ、衣も京太郎と久しぶりに打てると意気込んでおりましたわ！」

一「それは色々とかわいそうな気がするけど…………ハァァ、素直じゃないなあ。透華はどーなのさ？」

　ん～？と腹の内を探るように下から顔を覗き込んでくる一から、ツイと顔を背けて透華が小さく呟く。

透華「ま、まあ、私も京太郎と対局するのは久しぶりですし…………た、楽しみでないと言ったら嘘になりますわ、よ？」

一（そんな赤い顔でツンされてもねー）

　実に経験不足。
　同年代の少年との付き合い方の下手なお嬢様に、一の口元は緩まざるを得ない。

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