過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智紀「……その５」【龍門渕】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智紀「……その５」【龍門渕】

↓ 1- 覧 板 20

409:>>406後で書きましょうか？ ◆0CXAHEj7Mc[saga]
2012/09/15(土) 00:23:20.38 ID:EKjvtX4e0
京太郎「ただいま戻りましたー」

京太郎「どうぞ、健夜さんの分の水です」

健夜「あ、うん。ありがとうだけど……」

健夜「……ど、どうして髪の毛が下がってるの?」

京太郎「戻ってくる途中に水が俺の頭に振ってきただけです」

京太郎「決して赤い顔を覚ますためとか冷静になるとかそういうためじゃありませんとも！」

健夜「あ、ああうん、そうなんだ……」

京太郎「ええ、そうです」

ふぅ……なんとか誤魔化せたか。

健夜（……誤魔化せたと思ってるのかな？）

京太郎「……あ、料理来てたんですね？」

健夜「あ、うん。京太郎君が帰ってきたら一緒に食べようと思って」

健夜「さっき来たばかりだから、多分冷めてないよ」

京太郎「そうですか、待っててくれてありがとうございます」

健夜「いえいえ」

健夜「それじゃ、いただきます」

京太郎「いただきます」

健夜さんは行儀よく目の前のハンバーグを食べ始めた。

……マナー的に口に入れている間は喋らないほうが正しいだろう。

少し会話がないのが寂しいが、健夜さんがそのマナーを実践しているなら俺もそうしないわけにはいかない。

健夜「……」ﾑｸﾞﾑｸﾞ

京太郎「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

健夜「……」ﾑｸﾞﾑｸﾞ

京太郎「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

健夜「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

京太郎「……」ﾑｸﾞﾑｸﾞ

京太郎「……ご馳走様でした」

健夜「ご馳走様でした」

結局一言も喋らないまま昼食が終ってしまった。

京太郎「……あ、いや。健夜さんはあと一品あるんですよね？」

健夜「うん。一応パフェを頼んだんだけど」

健夜「……食べられるかなぁ？」

京太郎「メニューを見た感じだとそこまで大きくないでしょうし、大丈夫じゃないですか？」

健夜「う～ん……それならいいんだけど……」

店員「お待たせしましたー(恋人専用)パフェになります」

健夜「あれ、今何か不穏な言葉が聞こえた気がしたんだけど……あ、あれ！？」

店員さんが持ってきてくれたパフェはメニューにうつるパフェの三倍くらいはあった。

……三倍ならせめてアイスクリームも三倍に――。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/333.31 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ