過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智紀「……その５」【龍門渕】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智紀「……その５」【龍門渕】

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862: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/09/17(月) 21:31:40.09 ID:bICsdR7G0
よく考えたらまだ須賀君呼ばわりだった。いや、まあ寝ぼけているからいいか、うん。

京太郎「……ちょ、ちょっと落ち着いてもいいですか？」

透華「……」ｺｸﾘ

すぅ、はぁ、すぅ、はぁ。

よし、気持ちを落ち着けるんだ俺、まさかこの透華さんを襲うわけにも行かない。

すぅ、はぁ、すぅ、はぁ、すぅ、ふぅ……。

透華「……ん～っ」

透華「……」ｺﾞｼｺﾞｼ

透華「……ん？」

京太郎「よし、落ち着きました透華さん。もう大丈夫です！」

透華「……須賀君？」

京太郎「あ、はい、どうしました透華さん」

透華「……どうしてここにいますの？」

京太郎「ああ、昨日と同じように起こしに来たんですよ」

透華「……」

透華「ちょっと整理させてくださいまし」

京太郎「はぁ……」

むむむ、と透華さんは額に人差し指を押さえつけてなにやら難しい顔をしてる。

透華「……私ってもう少し前から起きてましたの？」

京太郎「ええ。随分と寝ぼけていたようですが」

透華「……その時、私何かしましたの？」

京太郎「……まさか、何もしてませんよ」

透華「……キス、とか」

京太郎「～～～///」

思わず顔が赤くなってしまった。

邪気の無い顔でちゅーとか言ってた彼女が脳裏に浮かんで。

透華「……」

透華「～～～～っ!!///」

透華「わたっ、わ、わた、わた、わわ！///」

透華「そ、そそそ、そん、そんな、そ、そ！///」

京太郎「おおお、落ち着いてください透華さん、何を言っているのかわかりません！///」

透華「おおお、お、おち、おちお、お、おおちつ、お！！///」

京太郎「深呼吸です透華さん！　すぅ　はぁ　すぅ　はぁ」

透華「すぅ　はぁ　すぅ　はぁ」

……真っ赤な顔は治らないが、せめて少しでも落ち着こうと二人で深呼吸をした。

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