過去ログ - 百合子「オリジナルなンだもン!」
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287:1です[saga]
2012/10/01(月) 18:30:04.09 ID:xoJGrcVs0
だって機嫌が良かったから。何も言わずにコーヒーが用意されていたから、それがいつもより数倍美味しかったから。
そんなまるで3億円の宝くじを当てたどっかの主婦の様な顔をして、一方通行はそのまま何も考えずに外に出た。
今日は本当に運がいいらしい、いつもなら家から出て数歩歩いたところでどこからともなく現れる第四位の麦野沈利が、自分を殺そうと言わんばかりの勢いで襲いかかっては追いかけてくる。だが、今日はそれもない。
「今日はもしかしたら1年で1番幸せな日なのかもしンねェ…」
そんな、どこかの不幸少年が聞いた瞬間まるで体の重力が膝に集中したかの様に床へと崩れ落ち、もう高校生だというのに土下座の態勢で泣きわめきそうなことをなんとなく思いながら、一方通行はどこに行くでもなく歩いていた。
「今日は何しても平和に終わりそうな気がすンなァ、傷一つも身体に刻めそうな気がしねェ」
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