過去ログ - 百合子「オリジナルなンだもン!」
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291:1です[saga]
2012/10/01(月) 19:10:01.68 ID:xoJGrcVs0





「なかなか来ねェーな、早くしろよクソが…」




この呟きは鈴科百合子に対して放った言葉ではない。一方通行は人を待っていた。さらに細かく言えば肩まである茶髪に、気が強そうな顔つき、自分とソックリの女の子が大好きな人を待っている。レベル5の第三位、御坂美琴だ。



え?3人でショッピングするのかって?いえいえ、違います。だいたい、一方通行はまだクローンということはバレてはいません。一方通行は2人と別々に遊ぶ約束をしたのです。



百合子とは朝抱きついてきた時に…。

御坂美琴とはバッタリ出くわした時に…。








そう、同じ日に。









一方通行はバカであった。



今日は運がいい、などと浮かれていた一方通行は話の内容を聞かずに首を縦に振っていたのだ。まさか2人とも同じ約束を取り付けてくるとは思わなかった。まったくどんな日だよ今日は、




「………あぁ、運がいい日か、っくかか」





笑わせるな、死ね。



ドッと疲れが出てくる。汗だくになるのも無理はない。自分で自分が嫌になる。






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