105: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 22:52:57.68 ID:La4hkDje0
える「あ……、折木……、さん……」
千反田は、ぽーっとした様子で俺を見つめている。大丈夫だろうか?
奉太郎「千反田大丈夫か。千反田? 千反田ーっ」
える「う……、うん……」
頬をペシペシ叩くが、芳しい反応はない。
俺はグデングデンになった千反田に肩を貸すと、椅子まで歩いていって座らせた。
少しやりすぎてしまったようだ。千反田には少々刺激が強すぎたかもしれない。
後で正気に戻ったら、ちょっと謝っておこう。
いつの間にか空には夕日が射している。
危うく破局を迎えそうになった(?)千反田と俺だが、今日は千反田に救われた。
俺は清々しい気分だった。これからの人生千反田に報いるためにも、頑張らなければ。
奉太郎「ははっ」
頑張るか……。実に俺らしくない言葉だ。だが今は。
少し。ほんの少しだけ、エネルギー消費の大きい人生に踏み出してみるのも悪くないかな、と思うのだった。
366Res/202.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。