過去ログ - 奉太郎「38度9分か……」
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109: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 23:02:22.88 ID:La4hkDje0
おまけ3

える「折木さん。一緒に帰りましょう」

奉太郎「ああ、そうだな」

とは言っても、俺の家と千反田の家は、基本的に正反対の方向だ。

学校を出て、ちょっと歩いたらもう別れなければならない。

それでも。いや、だからこそ少しでも一緒にいたい。

俺と千反田は、連れ立って部室を後にする。

奉太郎「……」

える「……」

何だろう。話したいことはいくらでもあるはずなのに、何故か言葉が出てこない。

それは千反田も同じようだった。

千反田とふたり、夕焼けに染まる校舎を歩いてゆく。

今日も夕焼けは綺麗だった。



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