163: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 13:55:14.20 ID:TvJv0Pak0
奉太郎「いいんだ」
俺は言った。
奉太郎「ちょっと心配になって、探し回って疲れただけだ。あまり気にするな」
俺は千反田の頭を撫でる。
嘘だ。
あんなに青くなって、必死で探し回って、終いには不安で脚が立たなくなっていた。
もうあんなことは御免被りたい。
もっとも俺も、冷静さを欠いていた。
今にして思えば、ずいぶん先走った考え方をしていた気がする。
……俺としたことが。
昨日変な夢を見たせいだ。
える「折木さん……」
奉太郎「腹が減ったな。何処かに何か食いに行こう」
える「はいっ」
俺たちは再び歩き出す。
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