188: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:12:44.17 ID:TvJv0Pak0
4階に着きました
古典部の部室は、一番向こう側です
わたしは今にもスキップしそうな足取りで、部室の方へ向かいます
189: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:18:26.92 ID:TvJv0Pak0
わたしは部室の扉にそおっと近づきます
扉はほんの少し、開いていました
わたしはそこから中の様子を窺います
190: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:25:35.27 ID:TvJv0Pak0
中では折木さんと摩耶花さんが、差し向かいで話をしていました
ただならぬ様子です
奉太郎「だから! 何でダメなんだ!?」
191: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:36:55.56 ID:TvJv0Pak0
何でしょう? 何を言い合っているのでしょう?
わたし、気になります!
でもそれは悪夢の始まりでした……
192: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:41:47.34 ID:TvJv0Pak0
………………
ちょっと何を言ってるかわからないです
だって折木さんはわたしと……
193: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:47:44.30 ID:TvJv0Pak0
摩耶花「わ、わたしだって!」
奉太郎「だったら」
摩耶花「でもダメ! わたし、ふくちゃんを裏切れない……」
194: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 15:55:35.55 ID:TvJv0Pak0
奉太郎「そんな……、俺の想いはどうなるんだよ……」
折木さんは、わたしにも見せたことのないような、切なげな表情をします
それを見て、わたしの胸はキュウッと締め付けられるのでした
195: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 16:04:08.73 ID:TvJv0Pak0
える「折木さん……」
わたしにも嘘を吐いてたってことですか!
そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか、折木さんは
196: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 16:12:13.91 ID:TvJv0Pak0
そんな……、そんな……
酷いです
酷すぎます、折木さん……
197: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/17(月) 16:16:54.41 ID:TvJv0Pak0
摩耶花「奉太郎……」
える「!!」
摩耶花さんも折木さんを抱き返します
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