過去ログ - 奉太郎「38度9分か……」
1- 20
281: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:33:28.62 ID:i9ZekBNR0
幻想的に浮かび上がるその光景に、俺は心を奪われていた。

というより……。

える「綺麗ですね……」

千反田がうっとりした表情で言う。

奉太郎「そうだな……」

俺は千反田からそっと視線を外して、また山の方を見る。




える「この光景は、折木さんとふたりで見たかったんです」

千反田が俺の方を向いて微笑む。

俺は照れくささで言葉に詰まってしまった。

える「昼は友達と。夜はこうして、折木さんと。何だか贅沢すぎて、怖くなってしまいます」

俺は無言で千反田の肩を抱き寄せる。

そうして俺たちは月が沈むまで、その光景を眺めていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
366Res/202.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice