過去ログ - 奉太郎「38度9分か……」
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293: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 01:55:18.00 ID:i9ZekBNR0
俺は千反田の唇に、自分の唇を重ね合わせた。

奉太郎「んっ……」

える「……んちゅ」



奉太郎「これで満足ですか? お嬢様」

える「はい、満足です」

千反田は手で唇を押さえながら、それはそれは嬉しそうだった。



奉太郎「じゃあな、千反田」

える「はい、また明日、学校で」

俺と千反田は、それぞれ別れを告げる。

える「また一緒に見られるといいですね」

奉太郎「……そうだな」

俺は自転車を漕ぎ出す。

千反田は後で手を振っている。

俺は何度か振り返るが、その姿は夜の闇に紛れ、すぐに見えなくなってしまうのだった。


お終い


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