過去ログ - 奉太郎「38度9分か……」
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71: ◆axh.jP1Twpjg
2012/09/11(火) 21:46:09.24 ID:La4hkDje0
える「それでは、折木さんはお布団で寝ていてください。出来上がったら、お持ちしますから」

奉太郎「ん、わかった」

それにしても、千反田はやたらと嬉しそうだ。

こちらとしても、千反田の機嫌がいいのなら、それに越したことはない。

俺は足取りも軽く、階段を上っていった。





ベッドに潜り込み、俺は少しまどろみながら、千反田のことを思っていた。

まさか千反田が、見舞いに来てくれるとは。おまけに飯まで作ってくれるなんて。

正直、ありがたさが身に染みる。彼女っていいものだ。

いや、千反田は彼女だからじゃなく、千反田だから見舞いに来てくれたのかも知れない。

同じ古典部仲間なのに、里志や伊原とはえらい違いだ。

もっとも里志が見舞いに来ても、あまり嬉しくはないな……。



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