過去ログ - 上条「迎えに、来たよ」フィアンマ「…うん」
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41: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/13(木) 23:46:36.27 ID:x6qDAtEW0

『御使堕し』。
上位セフィラから下位セフィラへと強制的に天使が移動させられた、歪んだ術式。
歪んだ世界だから起きたのだ、とフィアンマは思う。
四大属性が元々歪んでいなければ、このようにデタラメな術式など発動しない。
どうか上条だけは傷つきませんように、と祈っていたフィアンマは。

上条が、インデックス―――イギリス清教の生きる魔道書図書館と行動を共にしていることを知った。
フィアンマの部下は沢山居る為、どこからでも、求めれば報告は、情報は手に入る。
手に入ってしまうから、聞いてしまいたくなる。聞いてしまった。調べてしまった。

上条当麻は、記憶喪失だ。それも、意味記憶ではなくエピソード記憶。
つまり、自分との思い出なんて、もう彼の脳のどこにも残っていないのだ。
彼が覚えているのはきっと、今行動を共にしている魔道書図書館のこと位だろう。
事情を聞いて、考える。彼が記憶を持っていたのは、恐らく7月28日まで。
『自動書記』に問題が発生したとの情報を陰ながら入手した。恐らく、あれを壊せるのは当麻の右手位なものだろう。
手紙が届いたのはもっと後だった。きっと、記憶を喪った後の上条当麻が、喪う前の自分が書いた手紙を出したのだ。


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