過去ログ - 異形使い「あなたを追ってここまで来た!」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/15(土) 18:13:08.12 ID:2n3LajKko

……

 全補給馬車の移動を一時止めて岩の陰に賊を引っ張りこむ。
 縛られて座り込んだ賊は、うなだれてすっかりしおらしくなっていた。

 尋問はすんなりいくこともあれば相手によってはずいぶん難儀することもある。
 受ける者の意志の力の度合いによるのだが、その点においてこの賊に手こずることはなさそうに見えた。

「護衛がいるなんて聞いていない、と言っていたな」
 しゃがみ込み、視線の高さを合わせて問うと、賊の肩がピクリと跳ねた。
「お前たちは事前にどんな情報を掴んでいた? 話せ」

 賊は逡巡の気配を見せた。があまり長引くこともなく口を開く。
「ほ、補給馬車がここを通る、人手が足りてないから護衛はいない、と」
 ティナは怪訝に思って眉をひそめた。



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