過去ログ - 槍兵「竜騎士になりたいんです」 役所「無理です」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/20(木) 15:50:14.87 ID:6wSbWNwj0


―――酒場





マスター「おや、これはまた珍しいお客さんだ」

槍兵「久しぶりだねマスター」

技師「今日はご無沙汰だったレアキャラを引っ張ってきたぜ」

マスター「技師さんも変わりなく。 槍兵さん、お元気でしたか?」

槍兵「うん。 最近は鍛錬に時間をとられてて、なかなか顔を出せなかったね」

マスター「いえいえ、自分を高めるのはよいことですよ」

技師「俺なんて高まりまくって、いつ名実共にゴッドハンドを持つ技師って感じの称号を手にしてしまうかと思うと・・・・・・」

槍兵「マスターは元気だった?」

マスター「私は、お客様からいつも元気を頂いていますから」

技師「HEY!! スルーはやめてくれよ!!」


槍兵と技師は運ばれてきた料理と酒を口に満足気に運び、この場でしか味わえない開放感に浸る。


技師「そう言えば、槍兵は聞いたか? 魔法部隊の話」

槍兵「ん? どんな話?」

技師「いや、城に勤めてるお前なら知ってると思ったんだけど・・・・・・」

槍兵「魔法部隊のことを? ・・・・・・ああ、もしかして、規模を拡張するっていうやつ? 周りが噂してたかな・・・・・・」

技師「ああ、やっぱり本当なのか」

槍兵「全然違う部署だけど、話だけなら耳にしたよ。 ていうか、そもそもあそこは秘匿性の高い部隊だから、そうそう詳しい情報は漏れてこないんだよ」

技師「けど、由緒ある部隊なんだろ? 魔王がいたころはもちろん、その前の時代から魔法部隊の活躍で、国は魔物達から人々を救ったって・・・・・・」

槍兵「そうだよ。 本当に強かったらしい。 ただ、最近までは魔法の研究や術者の確保、教育に維持費と、何かと大金の動く部隊だったから、むしろ縮小する話まで出てた位なのに・・・・・・」

槍兵「初めは、先輩が調査遠征に出ている間くらいだと思ってたけど、そんな事もないみたいだし」

技師「マスターは何か聞いたりした? 客たちの会話とかでさ」

マスター「私もそれほど詳しくはありませんが・・・・・・。 やはり、竜騎士の数が少なくなってきていることも、原因の一つではないでしょうか。 今ではその殆どが、他国への出向や、探求の旅に出ていたりもしますし。 この国に永続して残っているのは、あの方くらいなものですから」

技師「う〜ん、あり得ない話ではないけど、そこまでの戦力低下とは思えないけどな〜」

槍兵「うん、確かに一騎当千の竜騎士とは比べるまでもない戦力だけど、かといって、魔法部隊一人一人の練度は相当なものだ」

マスター「もちろん、代々王国を守ってきた方々の実力を疑ってなどいません」

技師「じゃあどういう・・・・・・」



マスター「・・・・・・未来を見据えるのも人ならば、思い出に浸るのも人」





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