24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:57:21.57 ID:+1h5mk+to
注文を終えた後、プロデューサーが思い出したように言った。
「そうそう、報告書作ってきてくれた?」
「あ、はい。どうぞ」
プロデューサーは、私に一か月分の活動報告書を作るように指定していた。
その方が手っ取り早いから、だそう。
そして、それを受け取った後に、決まってこう言うのだ。
「何か困ったことはあったか?」
私も、いつもの言葉にちょっとアレンジを加えて返事をする。
「いえ、大丈夫でしたぁ。
……でも、撮影中に犬に懐かれた時は、危なかったです」
プロデューサーはそうか、とだけ言って笑った。
笑い事じゃないのになぁ。
その旨をしっかり伝えても、プロデューサーの目じりは下がったままだった。
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