過去ログ - 雪歩「その手」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:43:32.46 ID:+1h5mk+to

私はともかく、
万が一、ほかのデビュー済みの子たちが今の地位から転げ落ちたら、
事務所は破滅の一途をたどるかもしれない。

私はその提案に賛成した。

最初は難色を示していたプロデューサーだったけど、
私の後押しもあって、結局オーケーを出した。

「ゴメンな雪歩」

って言って、苦笑いを浮かべたプロデューサーの顔を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。

それから私は、与えられたお仕事を基本的にひとりでこなすようになった。

仕事がなくなるような事態にならなかったのは、
社長あたりが事前に根回しでもしていたのだろう。


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