過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
1- 20
12:1[saga]
2012/09/22(土) 20:45:08.74 ID:KdTZfLFN0
それは506の基地で過ごす2日目の朝。

「おはよう、ロザリー」
「…………あ、美緒……おはよう」

廊下ですれ違ったグリュンネ少佐は、何故か疲れたような表情で坂本少佐の挨拶に答える声にも生気がない。

「何かあったのか?」
「うーん…………まぁ、色々とね」

そう言ってグリュンネ少佐は微笑んで見せるものの、疲労の色は隠しようがない。
まぁ、確かにここもいろいろと個性的な方ばかりだし、そんな方々をまとめるグリュンネ少佐にもいろいろと気を使うこともおありなのだろうか。
そんなとりとめのない考えは、不意に聞こえてきたけたたましい声により中断される。
振り返った先には黒田中尉の姿があった。

「隊長!ここにいらしたんですか!今日の夜のことで、先方から使者の方が…………ってあれ?坂本さんに圭助様。おはようございます!」
「黒田か。なんだかロザリーは朝から体調が悪いらしいが……」
「え?…………あー、それは、その」

黒田中尉には何か思い当るところがあったらしく、苦笑を浮かべる。
そんな黒田中尉に窘めるような視線を送るとグリュンネ少佐は取り繕ったような笑顔を向けてきた。

「ごめんなさいね。ちょっと急用が入っちゃったみたい。これで失礼するわ」
「あ、ああ…………」
「それじゃ」

戸惑う我々をその場に残し、グリュンネ少佐は早足で歩み去って行かれた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/554.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice