過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
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886:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2013/12/15(日) 10:01:28.59 ID:WZynKHge0
「すまぬな。あまりに良い月であったので深夜の散歩でも、と思って部屋を抜け出したはいいが…………その」

そこまで言って少佐は決まり悪そうに沈黙する。
その態度と表情が、今の少佐の置かれた状況を雄弁に物語っていた。
私は表情を崩さぬようにして少佐に話しかける。

「坂本さんはここに滞在なさって日も浅いのですから迷われるのも仕方ありません」
「……改めてそう言われると些か気恥ずかしいな。…………まぁ、貴様に会えてよかった」

そう言って少佐は安心したように微笑んだ。
この幻想的な月夜が私の口を軽くした訳でもあるまいが、次に私の口から出てきたのは普段の私なら決して言わないであろうことであった。

「実は、私も子供の頃迷ったことがございまして」
「…………そうなのか?」

少佐は少し興味をひかれたような表情を向けてくる。



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