過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
1- 20
907:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2013/12/26(木) 17:35:23.75 ID:Tdnqcj6Z0
しばしの沈黙ののち、先に口を開いたのは閣下であった。

「…………君が今回の人事に不満を持っているのは分かる。だが軍の人事と言うものはそのような一個人の感情で左右されてはならないものだ」
「ですが!私は」
「ここにも多数の来客があったよ。中には驚くほどに身分の高い方もおられ、皆が口をそろえて貴様を坂本の元から離すのはよくないと言っていた。…………正直、君の交友関係の広さには驚かされた。だが、誰に何を言われようとこれは決定したことだ。……前にも言ったが配属先については君の希望を最大限配慮しよう。これが最大限の譲歩だ」
「で、あれば!」
「引き続き坂本のもとに、と言うのは聞けない。宮藤軍曹と階級が並んでしまう以上君を501付きにはしておけない」

長官閣下の言葉に私は唇をかんだ。
わざと私と視線を合わせようとしない閣下の態度から、長官閣下もこの人事には反対なのだろうと推測がつく。
だからと言って状況が好転するわけではないのだが。
私の沈黙を肯定ととったのか、長官閣下は再び紙片を取り上げえて口を開きかける。
その姿に、私の中で何かの鍵が外れる感覚があった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/554.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice