過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
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960:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2014/01/26(日) 14:58:22.14 ID:HUNPeX/w0
「……失礼します」
「ああ、土方か。急にすまんな」
「いえ。それでどの様な…………」

朝食後の緑茶を飲む坂本少佐に尋ねる。

「軍令部から通達があった。そろそろ欧州の情勢もきな臭くなってきているようだ」
「……そ、それでは」
「うむ。おそらく数日のうちに辞令が出るだろう」
「それで……その」

一瞬言い淀んだ私の真意を察して下さったのか、少佐はいつも通りの豪快な笑い声をあげる。

「はっはっ。心配するな。ちゃんと貴様も連れて行ってやる。ここの美味い扶桑料理を味わえるのもあと一週間と言ったところか。それだけが残念と言えば残念だが」
「は」

その言葉に、私は表情が緩まないようにするのが精いっぱいであった。
少佐は続ける。

「それでだな、その前に行っておきたいところ……いや、会っておきたい方がいるのだ」
「会っておきたい方……ですか」
「うむ」

そう言って少佐は表情を引き締める。

「私の剣の師匠とも言ってよい方だ。北郷章香少佐の噂は聞いたことがあろう」
「ええ、少しは」

「扶桑事変」当時のウィッチであり、その能力は「軍神」と称されるほどであったとか。
その剣の腕は講道館免許皆伝を受けるほどであるとのことだ。


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