過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで鸞翔鳳集……だと……？」菫「４スレ目だな」【白糸台】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで鸞翔鳳集……だと……？」菫「４スレ目だな」【白糸台】

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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/21(金) 22:05:43.48 ID:XnHdiRLdo
【岩手：無人テナント：二階】

最初の戦闘が行われたこのテナント。
ここは、NINTENDOが用意したセーフハウスである。
たとえ捜査線がしかれてもここに踏み込まれることはまず無く、駅からそう遠くないにもかかわらず駅からは視覚的立地的死角にある。
だからこそ、ここはかの鰐の最後の逃げ場となりうる場所だった。
だが。

砂鰐「・・・正直、てめえらを舐めてたな」

京太郎「認めてくれたんなら、そろそろ名乗ってくれよ。本当の名前」

ｸﾛｺ「・・・サー・クロコダイル。俺の名は、冥土の土産にしちゃあ豪勢だがな」

京太郎「須賀京太郎だ。名乗った覚えは、なかったしな」

京太郎達の作戦は一つの推測から成り立った、弱く細い推論を手繰り寄せたものだ。
奴は自分達をしっかりと目標に据えていた。練習試合の予定が決まったのはほぼ数日前だ。
なら、足の付かない物件をそんな短期間で何件も用意できるのか？

常識的に考えれば、それは極めて困難だ。
都心でもないこんな場所に事前に仕込んであったセーフハウスがあるとも思えない。
ならば、他の選べる選択肢を順次潰していけば高確率であの男はあのテナントに戻ってくるだろう。

警察に通報。
捜査線の展開で、行動の幅を狭める。

インターネットを活用した主に情報収集を主とした諜報戦。
これは京太郎の旧知の友である元ネトゲ廃人が協力してくれた。
鰐の姿だけでなく、それを追うリーゼントに学ランの少年の方が目立っていた。というかVIPにスレが立っていた。
おかげで、居場所の追跡自体はそれほど難しくはなかった。
選んでいるルートから、高確率であのテナントに向かっていることも分かったのは幸いである。

公的機関の交通機関が使えない以上、選べる逃走手段はそれによらない車両等である。
つまり、今ここで。迎えの車両が来るまでに。全員の力を結集し、打倒する。
それが今回のプランの最終概要である。

無い頭を絞って考えた、京太郎の渾身の策だった。

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