過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで鸞翔鳳集……だと……？」菫「４スレ目だな」【白糸台】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで鸞翔鳳集……だと……？」菫「４スレ目だな」【白糸台】

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699:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/30(日) 22:29:29.40 ID:+JLeokRio
透華「はあ・・・相変わらずですのね、京太郎さん」

京太郎「そっちも元気そうで良かったよ、透華さん」

再会は、互いがいつも通りだという確認に終わった。
なんとなくムードとかロマンチックだとか、そういう物を理解して欲しかった透華であるが。
疲れきっていた自分が笑っていて、疲れも少し飛んでいったことを自覚すると苦笑するしか無いのであった。

透華「練習試合の件ですが、予定通り試合は明日となります。それまでは皆さんお休みになって下さいな」

洋榎「お、用事は終わったんか？ほな、ウチも用事済ませんとな」

透華「あら？貴方は・・・」

洋榎「愛宕洋榎や。話は通っとるやろ？これ届けろ言われたんで、な」

照「（・・・なんというか。私達の知らない所で何か動いてるのかな）」

大きめの封筒を渡す洋榎と受け取る透華。
この場で違和感に気付いたのは、観察力に関しては部内でも随一の照のみ。
淡には経験が、菫には才覚が足りない。京太郎に至っては状況によるムラッ気があり過ぎる。
腹芸は苦手でも、腹芸に気付くことなら出来るということだ。

透華「・・・何故京太郎さん達と一緒に？」

洋榎「ぐーぜんやぐーぜん。道案内して貰っただけやがな」

照「（皆気付いたり気にしたりしてる素振りは無いけど・・・どうにも、気になる）」

だが、気付いた所でどうにかなるという話でもない。
腹の探り合いをしても好奇心が満たされる以上の結果は見込めないのだ。
ならば『今は』いい。大切な人が絡まないのなら、気にすることでもない。

透華「皆さんは別室に部屋を用意してありますのでどうぞ。京太郎さんは・・・」

京太郎「分かってるよ。ちょっと挨拶にでも行ってくるさ」

透華「衣が、待ってますわよ」

そして白糸台のメンバーが去り。

洋榎「こっからはちょっと重い話やろなー」

透華「ですがしなければ始まりません。大阪は、どうなっていますか？」

彼らの知らない所で、物語は動き出す。

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