3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2012/09/21(金) 21:00:52.69 ID:EXtcJ8630
 藤岡「だけど、もうすぐ無事辿り着くだろう。」 
  
 千秋「そうですね…」 
  
 藤岡「…」 
  
 千秋「…」 
  
 藤岡「千秋ちゃ―」 
  
 千秋「あの時も、こんな天気だったな…、雷が強くて強い雨。」 
  
 藤岡「千秋ちゃん…」 
  
 千秋「あの事件が起きたんだよね、そして私たち家族はバラバラに…」 
  
 藤岡「千秋ちゃん!!やめてよ、そんな…」 
  
 千秋「だけど、認めなきゃいけない。あれからもう3年もたってるんだから…。私が尊敬していた『姉様』もまさかあんな…」 
  
 藤岡「軽蔑…してる?」 
  
 千秋「いや。逆にまだ心の中にアイツがいるんだ。だがもう現実はちがう、ヤツは人として最低な行為をした!!」 
  
 藤岡「やめなよ!俺だって、まだ信じられない!いや、まだ信じちゃいないんだ。絶対に何かあるはずだよ。」 
  
 千秋「先輩と初めて会った時は5年生のころだっけか。ずいぶんとお世話になったものだ。そのころは藤岡って呼び捨てによんでいたな…そして、この集合写真…過去に依存する気はないが…でも…日常が一変したなっ、先輩…私だって信じたくないよこんな現実、こんな、こんな…!」 
  
 藤岡「そ、そんなもの!!」 
  
 千秋「あ、何するんです。」 
  
 藤岡「今の千秋ちゃんは強い。あの事件が起きた時、千秋ちゃんは初めて心から裏切られてた。だけどこうやって立ち直ってるじゃないかっ!今を生きようよ、絶対あの事件には真相があるはずだよ。まだあきらめちゃいけない!千秋ちゃんならなおさら!!」 
  
 千秋「分かってます!!だけど…先輩だって、夏奈のこと…」 
  
 藤岡「当たり前だよ。夏奈ちゃんの行方は分からない。だけどどこかで絶対!」 
  
 千秋「結婚…するはずだったのに。。夏奈のやつ…婚約者を置いてどこかに行ったんだよ…!」 
  
 藤岡「婚約か…もう3年もたつのに。夏奈ちゃん、忘れてないよな…」 
  
 千秋「そんなわけないじゃないですか!本来なら、新婚生活でいまごろ幸せな家庭を築いているのに!!なんでこんな…藤岡は関係ないのに不幸にさせて…!」 
  
 藤岡「千秋ちゃん!!」 
  
 千秋「…ごめんなさい、つい癇癪を…」 
  
 藤岡「信じよう、今はみんなを。きっと幸せになる日が来るだろう…」 
  
  
  
  
 研究所 
  
  
 ??「時は来た…か」 
  
 ケイコ「人は進化をつづけていた。ゲッター線によって…」 
  
 ケイコ「太古に宇宙から降り注ぐ未知なるエネルギーによって…」 
  
  
  
 デデデーンデデデーン 
  
 真(チェンジ)みなみけ 〜南家最後の日〜 
  
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