2: ◆q1gR5yTdb.[saga]
2012/09/21(金) 22:20:14.97 ID:fzS8pO4Jo
プロローグ
えんえんと続く校長先生のお話。
聞こえる雨音。
古い校舎の屋根を大粒の雨が叩き、彼はもっと暗い気持ちになっていた。
もう30分もの間、立ちっぱなしでいる。
もう30分もの間、寒さに耐えていた。
もう何回も時計を見直した。
そして、今や彼の意識は、あるしっかりとした形をもって実行されようとしていた。
不可能ではなかった。
準備だって万全だ。
あとはただ校長先生が校長室に入るのを待つだけだ。
しかしながら彼は成功しなくても別に良いだろうと思っていた。
他にも手はあるし、時間だってある。
大丈夫。
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