過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 和「3冊目、ですね」
1- 20
932: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2012/11/17(土) 00:14:16.48 ID:YeR8ekv00
――教室隅

咲「……京、ちゃん」

京太郎「やっぱり、ダメみたいだな」

咲「う、うん……」

京太郎「――俺以外に、気づいたヤツはいそうにない」

咲「……私、思ったよ」

咲「普段の挨拶して、それを返してもらえることがどれだけありがたいか、ってことに」キュッ

京太郎「咲……」


京太郎(――どうしてこうなったのか、俺にもよくわからない)

京太郎(それこそ、この前会った東横さんじゃないけど、咲の存在感が限りなく薄まっていることは確かだ)

京太郎「……どうしたものか」

咲「う、ううっ……」グスッ

京太郎「泣くな」

咲「!」ピクッ

京太郎「――近くにいてやる」ボソッ

京太郎「こんなこと、普段ぜってえ言わないけどな。特別サービスだ」プイッ

咲「……ぷっ」クスッ

咲「京ちゃん、顔真っ赤だよ?」クスクス

京太郎「なっ!? バ、バカッ!」カァァ

咲「もう、京ちゃんってば……ふふっ」ニコッ

京太郎(――ま、笑ってくれるならなによりだけどさ)


――放課後

京太郎「……とりあえず」

咲「なんだかんだで放課後、だね」

京太郎「ああ――分かってるな、咲?」

咲「うん……そうだね」


二人「行こうか、部室」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/563.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice