過去ログ - 健夜「年下の男の子を落とす100の方法 アラ還暦」
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>>215ミスです
[saga]
2012/09/23(日) 02:31:47.15 ID:6ox2TELSo
京太郎『よくわかんない』
健夜「…それは、どういう…」
京太郎『…ゲームとしての麻雀は、楽しいですよ』
健夜「…うん」
京太郎『けど、全然勝てないと、つまんないです』
健夜「…」
京太郎『俺、部内では唯一の初心者だし。いっつもドベですから』
健夜「…」
京太郎『たまーに、3位だったり2位だったりするんですけどね。それって、俺の幼馴染とかがあからさまに俺に振り込んでくれてたりして…』
健夜「…」
京太郎『いや、それも戦略だったりするんでなんとも言えないんですけど…けど、アイツからは俺への配慮になってない配慮とかも感じたり、するんですよ』
京太郎『きっと、俺が負けてばっかじゃ嫌になるんじゃないかって、そう思ってる』
健夜「…須賀君がその子の配慮に気付いてるって、彼女には…?」
京太郎『言えませんよ。本人以外全員知ってますけど、口止めしました』
健夜「…」
京太郎『だって、そんな事知ったら、今度はアイツが傷付く』
健夜「君はそれで良いの?」
京太郎『良いも何も。俺が弱いのが悪いんです。…アイツ、気が利かないやつだけど、悪い奴じゃないから。…傷付けるのは、もっと嫌だ』
健夜「…」
京太郎『アイツの配慮にお零れ貰ってるうちに、いつか上手くなって、たまにはトップ取れるようになりたいですけどね』
健夜「…」
京太郎『いつか役満ぶち当てて最下位に落っことして本気で悔しがらせてやりたいなーとかも思ってるんですけどね!あはははは!!』
健夜「…」
京太郎『…けど…たまに。めげそうになる』
健夜「…」
京太郎『ちっとも差が埋まんないんです。…下手したら、どんどん伸びていく』
健夜「…」
京太郎『…これ、俺の傲慢かもしれないんですけど。アイツ、ちょっと前まで、自分に何の取り柄もないって思ってて』
京太郎『それで、ようやく取り柄、見つけて…っていうか、思い出して』
健夜「…」
京太郎『だから、アイツが自分を肯定してやれるものでどんどん伸びてくのは、素直に祝福するべきなんですけど』
京太郎『…一方で、ずっと前から俺の知ってたどん臭いアイツが、遠い世界の存在になってくような気もして…』
健夜「…」
京太郎『それが、なんだか嫌な感じなんです』
京太郎『麻雀に、アイツを取られた気がして。だから、その点で麻雀は、大嫌い』
健夜「…」
京太郎『けど、今の俺の居場所を作ってくれたのも、麻雀なんです』
健夜「…」
京太郎『俺、清澄の部活、大好きです。例えば昨日健夜さんが会った染谷先輩とか』
健夜「ああ、あの子。良い子だったね。しっかり者だし」
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