過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公?」華菜「笑えないし!」透華「その6!」
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978:寝落ちてたのよー ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/10/07(日) 06:06:54.01 ID:Fkl8CCqAo
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(大会後の一幕)

 県予選大会が終わった後、本郷に灸を据えてやらねばならぬと考え、彼を捜していた天が目にしたのは――――

本郷「むぐぅぅぅぅーーーーーっ!? むううううううう!!?」

杉小路「いやー、ごめんごめん。君がそんなにドライブしたいだなんて、思いもしなかったよ!」

 猿轡を噛まされて、素巻きでワゴ●Rに放り込まれた本郷の姿だった。

本郷「むああぁぁぁぁぁっ!? むあーーーーーー!!」

杉小路「そうだね、いつまでも仮免の下手運転じゃいけないしね! 」

 本郷の抗議混じりの悲鳴も虚しく、杉小路がキーを回してワゴ●Rのエンジンを掛ける。

杉小路「エンジン始動!! 対消減機関全開!! 縮退炉可動!! ――――反重力装置エネルギー伝達!!」

 杉小路の指差し確認に応じるように呻りを上げるワゴ●R!

天「…………えっ!?」

杉小路「出力安定! ジャイロ正常……全安全装置、解除!!」

 ワゴ●Rが宙に浮かぶという謎の事態に、周囲に「ざわ…」を発生させざるを得ない天の存在を知ってか知らずか、杉小路が助手席に放り込まれた本郷――というより蓑虫へ話しかける。

杉小路「ねえねえ、君はどこへ行きたい? とりあえず僕のお勧めとしてはドーマローラ国とかパキ島かなー」

本郷「うむぐっ、んぐ……ひぅぐうぅぅぅぅぅっ!!」

杉小路「え? 待ちきれねーぜ、早く出発しろ? しかたないなー……ワゴ●R、発進!!!」

本郷「ガグゲエエェェェェェェェェェェェェェェエエエエエエッ……!!?」

 きっと最後の叫びは「助けて」だったのだろう。
 轟音を上げ、空気の壁さえ突き破って空を駆けていったワゴ●Rを見送りながら、天はそう確信する。

ひろゆき「天さん、いましたか本郷君。ハギヨシさんの話だと、杉小路って男の子に話があるって連れて行かれたみたいですけど」

天「ああ……うん、いたっちゃあ、いた……な」

 遅れて現れたひろゆきに生返事を返しながら、夜の帳が下りた空を見上げて呟く。

天「なあ、ヒロよ……車って、空……走るもんだったっけ?」

ひろゆき「何言ってんですか……頭でも打ちました?」

天「――――やっぱそう思うわな、普通に」

 自分は何も見なかった……そういうことにしておこう。
 そっと現実から目を逸らして、天は静かに煙草へ火を点けた―――





杉小路いるのにふざけずにいられなかった……うん、寝よう。駄目だわ……頭が。
夜、次スレで本編ちょこっと書く……と思います。こっちはまあ、埋めなりてけとーに。昼までに起きたら、なんぞネタ的なものを書くかもー


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