87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/10/16(火) 05:49:08.00 ID:1k/+CnADO
「いや、全然答えになっていないんだけど」
答えていたとしても、最後の方が聞き取れなかったし……。
そして、少しばかりの沈黙。
「──分かったわ。少し長話になるかも知れないから、家に連絡して。
必要なら、私の携帯を貸すから」
携帯を受け取り、家に電話をかける。
母さんに「転校生とお喋りとかするから、遅くなるかもしれない」って言ったら
「もしかして、男?」と聞きやがって下さった。残念ながら、さやかちゃんは、そんな浮ついた話に縁がございません。
「女だよ、女の子。今かわるから」と言って、ほむらに携帯を押し付ける。
ほむらは、暫くの間電話と会話すると、携帯を閉じた。
「貴女の母親の了解は取れたわ。ちょっと付いて来て」
そう言い放ち、肩に白い生き物を乗せたほむらを追う。
多分、この一歩一歩が“非日常”へ繋がっていくのだろう。
そんな予感にあたしは満たされいた。
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