過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね（裏声）」【龍門渕】
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217: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/09/25(火) 23:09:46.71 ID:zGqIrYVk0
京太郎「ただいま帰りましたー」

衣「ただいまだぞ！」

扉を開く。

……あれ、誰もいない？

一「あ、えっと……お、お帰り」

……いや、柱の影に一さんが隠れている。

京太郎「……何してるんですか？」

一「あ、え、えっと、ええとね、特に意味はないんだけど……ね？」

京太郎「特に意味ないんですかー」

絶対大有りだろ。

衣「それじゃ、衣はいったん部屋に戻る」

京太郎「ああ、もういいんですか？」

衣「……うむ」

衣「衣もそこまで馬鹿じゃないからな」

京太郎「……？」

衣「それじゃ、またな。京太郎」

……いつもならもう少しここで引き止めたりくっついてきたりするんだけど、今日はやけに潔かった。

トン、と俺から降りてたったっと走って、すぐに姿は消えた。

京太郎「……」

一「と、きょ、きょ京太郎君！」

京太郎「……はい？」

一「じゃ――」

一「――じゃーん」ﾎﾞｿﾘ

フリフリの桃色のエプロンを着た一さんが柱の影から姿を現した。

エプロンが彼女の体を隠しているからか、肌色しか見え……いや、一応あの下にも服を着ているらしい。

ほら……あの服だよ。

なんかもういろんなところが見える、服としての効力をなさないあの服。

一「え、えっと……」

一「ふ……ふふ、おかえりなさい、あなた？」

エプロンをぎゅっと握り締めて一さんは首をかしげて微笑んだ。

笑いが引きつっていたり、顔が赤くなっていたりするのだが。

その服装の可愛さともあいまって……なんていうか。

京太郎「……ぐ、グレイトジョブ」

よくわからないことを口走っていた。

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