過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね(裏声)」【龍門渕】
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◆tXdh2WZ0lM
[saga]
2012/09/29(土) 23:52:49.65 ID:1i9qILiV0
一「……あはは、時間切れみたい」
一「すっごく幸せだったよ、京太郎君。えへへ」
いつものように彼女は笑う。
いつものように。
まるで何事も無かったかのように。
一「……いつか」
一「いつか取り返して見せるからね」
ふふ、と彼女が微笑むと同時に透華さんが出てきた。
透華「お待たせしましたわ……あら、一?」
一「あ、透華。偶然だね」
透華「ええ、偶然ですわね」
一「それじゃ、僕もこれで」
と、今度は一さんがその中に入った。
透華「それじゃ、戻りましょう、京太郎君」
京太郎「え、ええ……」
……手の平の暖かさと。
唇の感触と、触れ合った舌の感触が今もまだ残っていて。
……夢見心地とはこういうことを言うのだろうなぁ、と思った。
……。
…………。
そう。
現実から目を背けた。
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