過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね(裏声)」【龍門渕】
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62: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/09/25(火) 01:09:11.54 ID:zGqIrYVk0
〜小蒔ちゃんが落ちたぞ!〜



小蒔「わぁ〜〜っ!」キラキラ

と、小蒔さんが目を輝かせる先にあるのは小さなペットショップ。

そこと俺とを交互に見てくる。

京太郎「……どうぞ」

許可を出してみるととてとてと可愛らしい走り方で店内に入っていった。

追うようにその中に入ってみると、小蒔さんがケージの中のハムスターをじぃと見つめていた。

小蒔「見てください京太郎さん、この子すっごく可愛いですよ!」

小蒔「こうやって種を持って……パリパリ〜って!」

ハムスターのように種を食べるような振りをしてみせる。

どう考えてもこの人のほうが可愛いと思った。

京太郎「あれなんかどうですか?」

小蒔「あ、ウサギさんです!」

またもやピューッと走り出す。

ああ、俺の彼女は可愛いなぁと思いながらその後ろをついていくように歩き――。

――そして見つけた。

カピパラ「キュ?」

……こんなところにも売られているんだな。

京太郎「……」

……キューは、焼け死んでしまった。

死体さえ拾えず、いつの間にか消えてなくなっていた。

……ああ、折角この思いとはお別れできたと思ったんだけどな。

小蒔「何を見てるんですか、京太郎さん?」

小蒔「……わぁ、カピバラさんです!」

小蒔「可愛いですね!」

京太郎「……ええ」

小蒔「……カピバラに何か嫌な思い出があるんですか?」

京太郎「……昔」

京太郎「飼っていたカピバラが死んでしまった」

京太郎「それだけですよ」

小蒔「……」

京太郎「さ、他のも見て回りましょう、あの猫なんか可愛くないですか?」

小蒔「あ、本当です、可愛いです!」

……顔に、出ていたか。

キュー……。

無理だってわかってるけど……また、会いたいな。



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