過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね(裏声)」【龍門渕】
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◆tXdh2WZ0lM
[saga]
2012/09/30(日) 00:23:49.51 ID:uTDf28gR0
透華「……よかった」
透華「これだけでも、これだけでも残ってくれていて……」
透華「……本当によかった……」
透華「……っく」グス
強く、強く抱きしめて。
彼女はそのシャツに涙をたらした。
京太郎「……俺、ハギヨシさんを呼んできます」
透華「や!」
流石にこの現状を俺達二人ではどうにもしがたい。
この屋敷に住む最年長の彼に相談したほうがいいだろう、と一歩後ろに下がったところで彼女に腕を掴まれた。
……正確には抱きつかれた、と言ったほうがいいだろうか。
透華「独りにしないでくださいまし!」
透華「こんな中に独りにしないでくださいまし!」
透華「……服なんて」
透華「服なんてまた買えばいいだけですから、どうか!」
透華「……独りにしないでくださいまし」
京太郎「……」
それも、そうなのだけど。
しかし、流石にこの現状を何事も無かったように、とは――
透華「……そう、明日!」
透華「明日買いに行きますわ!」
透華「この服は全部捨てるか、雑巾にでも変えますの」
透華「大丈夫です、私は全然大丈夫ですから!」
透華「ですから、ですからどうか……」
透華「独りにしないでくださいまし」
京太郎「……」
……大丈夫じゃないじゃないか。
しかし、これを報告しないわけにも行かないだろう。
京太郎「……なら」
京太郎「二人で今から報告しに行きましょう」
透華「……」
透華「わかりました、わ」
静かに呟いた。
折衷案としては妥当だと思ったのだが。
透華「それでは行きましょう」
彼女は俺の腕から離れないまま、先へ進もうと踏み出した。
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