過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね（裏声）」【龍門渕】
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943:鹿児島で京子ちゃんがプリキュアになってた、可愛かった(KONAMI) ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/09/30(日) 21:42:36.85 ID:uTDf28gR0
京太郎「……」

通いなれてしまった道をてくてくと歩く。

立ち止まっては、自分を勇気付けて、また歩く。

京太郎「……」

ああ、そうだ。

一さんにも連絡をしないと。

携帯を取り出し、開いた。

そこには俺と一さんのいつぞやのプリクラが。

……仲よかったんだよな、俺たちって。

いや、それがなくなるわけじゃないけど。

……ただ。

……こんなことはもう起こらないんだろう、と少しだけ寂しい気分になった。

京太郎「……」

感傷から逃れようと新規メールを作成する。

あて先は一さん、文章は、今会えませんか、と。

数秒もしないうちに返事は返ってきた。

『もう、授業中だよ、京太郎君』

……その授業中にメールを書いている貴方はなんなのだろうか。

『……だから、休み時間に……そうだな、屋上に来て？』

京太郎「……」

了解しました、と絵文字の無い簡素なメールを送り返した。

はぁ、と溜息を吐いて空を見上げた。

休み時間まであと30分くらい時間がある。

……それなら。

それなら少しだけ。

ここで感傷に浸っていよう、と公園に入り、ベンチに座って空を見上げた。

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