過去ログ - 鳴上「サイレントヒル…?」
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/27(木) 21:00:47.73 ID:WNJkte/v0

>引きずられている死体は……俺たちの大切な……特別捜査隊の仲間、クマだった。


千枝「なんで……クマくんが……っ」

りせ「クマ……嘘でしょ、ねえ……こんなの夢だよね……」

>……なぜだろう。みんな泣いていて、俺も悲しいはずなのに……涙は出ない。

>涙は出ないが……俺の身体は考えるよりも先に行動に出ていた。





>勝てるかどうか、そんなことはどうでもよかった。

>ただ無我夢中で三角頭の怪物に走り寄り……俺は鉄パイプを振り下ろしていた。





三角頭「………………」

>……予想してはいたが、こちらの攻撃が利いている感じはない。

>だが……不思議だ。さっきの怪物なんかよりよほど強そうな相手なのに、恐怖をあまり感じなかった。

りせ「先輩!!」

千枝「鳴上くん!!」

陽介「悠!!」

>後ろからみんなの声がする。

>……ごめん、みんな。



三角頭「………………」ドサッ

>怪物は、クマの死体を投げ捨て……俺めがけて大鉈を振りかぶった。

>幸いにも隙は大きく、避けるのはたやすい……。

>……利いているかどうかを考えることもせず、俺はひたすらに鉄パイプで怪物を殴り続ける。

>怪物の動きはどれも緩慢な動作ばかりで、恐怖にさえ支配されなければ避けるのは楽なものばかりだった。

>そして……避けては食らわせ、避けては食らわせをひたすら続け……。


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