49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/27(木) 21:45:42.03 ID:WNJkte/v0
>追い打ちに……。
陽介「悠、よせ! せっかく追い払えたのになんでまた戦おうとすんだよ!」
>……クマが殺されたんだぞ!! 俺は仇を討ちに行く、離せ陽介!!
千枝「……逆だよ、鳴上くん」
りせ「クマが殺されたことは……私たちももうちゃんと頭で理解した。
だからこそ……ここでまたあの怪物と戦って、先輩が死んじゃったらどうするのよっ!!」
>……!
千枝「死んでほしくないよ……鳴上くん……お願い……!」
陽介「悠、お前がさっき俺を助けてくれた時に言った言葉をそのまま返すぜ。俺は……お前に死んでほしくねえんだよっ!」
>…………。
>……そうだった……そうだよな……。
>……すまなかった。
陽介「……へへ、分かってくれりゃいーってことよ」
>だが……クマはもう……。
陽介「…………」
>……クマの亡骸に近づいた。
>胸から腹部にかけて貫通している……あの大鉈で刺されたのだろうか。
千枝「クマくん……クマくんっ……!」
りせ「……うっ……うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん……!!」
>……瞳孔が開いたクマの瞳。あの綺麗な青色の瞳はもう……。
陽介「なあ……起きろよクマ、寝たフリしてんじゃねえよ……!
頼むよ……お菓子でもアイスでも、なんでも買ってやるからよっ……!」
>陽介がクマの亡骸を揺さぶる。寝たフリだったなら……クマは跳び起きたことだろう。
>だが、飛び起きない。つまりは……そういうことだった。
>……クマの瞼をそっと閉じてやった。
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