過去ログ - オッレルス「今日こそ、告白する」フィアンマ「…安価?」
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43: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/29(土) 14:11:18.58 ID:ZKWIApht0

オッレルス「あいすくりーむならあるが」

フィアンマ「じぇらーとににたものか」

オッレルス「ほとんどおなじ、かな」

ちなみにジェラートは一般的なアイスクリームと比べて空気含有量が35%未満と少なく、密度が濃く味にコクがある。
また、乳脂肪分は4〜8%で一般的なアイスクリームの約半分であり比較的低カロリーな食べ物である。
もっとも、フィアンマはどちらもほとんど食べた経験が無いのだが。
少し迷ったオッレルスは、手を離さずして売店の車に近寄り、アイスクリームを購入した。
好き嫌いに触れてしまうと申し訳ないので、一般的且つ人を選ばないミルク味である。
近くには噴水とそれなりに綺麗なベンチがあり、二人並んで腰掛けた。
大体の大きさをオッレルスの説明によって把握したのか、慎重に食べ進めていく。
スプーンで食べさせてあげた方が良いのではないかと考えたオッレルスだったが、何でもかんでもやってもらってはいつまでたっても成長しない、というフィアンマの自分に厳しい意見によって先程却下されたので、自分も溶けないよう食べつつ、見守る。
存外バランス感覚は良いのか落とす事は無く、顔とアイスの距離感も自分の中で組立済みなのか、それなりのスピードで食べている。
最初こそアイスの冷たさに慎重だったが、溶ける食べ物だと知ってきびきび食べているようだ。正直、オッレルスより食べるのが早い。

フィアンマ「あまい」

オッレルス「うん」

フィアンマ「あと、みるくのあじがする」

ミルク味だから当たり前なのだが、現物を見れないフィアンマにとっては味と香りが全て。
香料で苺の匂いを偽られてしまえば、本当にそのアイスがミルク味なのかどうかはわからないのだ。
美味しい、と笑みを零しながら食べていけば、あっという間に食べ終わってしまうもので。
ワッフルコーンにはまっていた紙を丸めて捨て、オッレルスはこの後どうしようか悩んだ。
まだ帰るには早いけれど、あまり遠くへは行かない方が賢明だろう。

フィアンマ「おっれるす」

オッレルス「うん?」

フィアンマ「つかれていないか。たよりきりだが」

些細でも段差がある度、オッレルスはフィアンマに忠告している。
また、周囲の風景についても適宜説明していた。
普通の子供なら、そのしつこさと歩く疲労、気疲れに愚痴を零してもおかしくない。
それが、たとえば周囲の大人にサポートしてあげてなどと言われて、やる、自分の意思でなければ、の話だが。

オッレルス「>>44


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