過去ログ - 俺「QBと契約して魔法使いになった」
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160: ◆wI1a.sapXc[saga]
2012/12/13(木) 21:46:44.07 ID:FyVyi/s70
ワルプルギスは町を散々破壊し続け、消え去った所を見計らって
再び俺は戻ってきた。
内心では無駄だと分かっていても、佐倉の姿を確認せずにはいられなかったのだ。

俺「佐倉は何処で戦っていたんだQB?」

QB「ちょっと待ってね……見つけた。あそこにいるよ」

俺「ここか……うぐっ!?……ひでえなこいつは……」

ゆま「……う、ううん」

全身をズタズタに破壊された佐倉の死体を見て、俺は血の気が引いた。
その時、デッドサイクロンの傍で寝かせておいたゆまの目が覚めた。

ゆま「ねえ、キョーコはどこ?」

俺「来るなゆま!!」

ゆま「……キョーコ?目を開けてよキョーコ、…キョーコ!キョーコ!!!」

俺(くっそ!俺の馬鹿……やっちまった、佐倉の死体をゆまに見せてしまうとは……)

ゆま「ねえ、怪我が治ったよ!だから起きて!ゆまを一人にしないで!!」

俺「よせ…ゆまちゃんの魔法じゃ傷を癒すことは出来ても死んだ人間は蘇らないんだよ…」

ゆま「やだやだ!!ゆまを置いて死んじゃ嫌だぁ!!キョーコォオオ!!!」

ゆま「うう…うわあ……うああああああああああああああああ!!!!!」

俺「しっかりするんだゆまちゃん!!俺がずっとそばにいてあげるから!!」

ゆまを落ち着かせようと説得する俺だったが
既にゆまの耳に俺の言葉は届いていなかった。
自分のソウルジェムを地面に置いたゆまは
ハンマーを取り出して、ソウルジェムに向かって振り下ろした。

俺「何をしている!?よせ!やめろぉ!!」

パキィン……

ゆま「ゆまも……キョーコと……一緒に……」

自らのソウルジェムを砕いたゆまは
佐倉の死体に寄り添うように倒れて死んでいった。



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